雲の隙間をパラグライダーフライト

今日山頂からフライトするチャンスは2回しか無かった。

昨夜の雨の湿気が抜けなくて、雲が極端に低かったからだが、

お昼頃やや薄日が差し、雲が薄くなってきた。

12時過ぎに山頂が見えるようになった。

しかし、12時半には再びテイクオフは雲の中、、。1回目のチャンスはものにできなかった。

 

こんな日にフライトするにはテイクオフで待機しなければチャンスは無い。

今度はテイクオフで雲が開けるのを待つ。

 

待つこと30分くらいか、西側の空が明るくなってきた。

これは飛べるかもしれない、と準備を始める。

準備している間にどんどん視界が開け、道ができる。

 

今しかない!と迷わずテイクオフ、一本松あたりで結構大き目な積雲の横をすり抜ける。

するとまた大き目な雲が前方に来たので脇をすり抜ける。

視界がなくならないように注意しながら次から次へと来る雲の隙間をまさに縫うように飛んだ。

 

こんな経験も25年のフライト人生の中で数えるほどしかない。

まさに幻想的な世界だった。

 

二度目のチャンスの後は雲底が下がってしまい、本日最初で最後のフライトとであった。

 

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車いすフライト